「Penguin Readers」とは
「Penguin Readers（ペンギン・リーダーズ）」とは、英語学習者向けに編集された洋書シリーズです。イギリスの出版社「Penguin Books」が提供しており、英語力に応じたレベル（Level 1〜7）に分かれています。文法や語彙が制限されており、初級者から中上級者まで無理なく読めるよう設計されています。
ラインナップは、クラシック文学や有名映画のノベライズ、現代の話題作など幅広く、音声付きのものや学習用の質問・解説も含まれることがあります。英語を読む習慣をつけたい人や、TOEIC・英検などのリーディング対策にも適しています。
「Penguin Readers」Level 3はどのレベル？
Penguin Readers Level 3は、英語初中級者向けの読書教材で、CEFRではA2〜B1レベルに相当します。TOEICスコアの目安は400〜600点程度です。使われている語彙は約1,200語に制限されており、比較的シンプルな文法と構文で書かれています。日常会話や基本的な物語を理解できる力があれば読み進めやすく、英語学習に自信をつけたい人に適したレベルです。物語の内容も面白く、語学力を伸ばしながら読書の楽しさも味わえます。
「Penguin Readers」Level 2 から5冊紹介！
『The Wizard of Oz』| オズの魔法使い
カンザスに住む少女ドロシーは、竜巻によって不思議な国「オズ」に飛ばされてしまいます。家に帰るため、エメラルドの都にいる魔法使いオズの力を借りようと旅を始めます。途中で脳が欲しいカカシ、心が欲しいブリキ男、勇気が欲しいライオンと出会い、仲間になります。4人は困難を乗り越えながら、真の力は自分たちの中にあると気づいていきます。
『Alice Through the Looking Glass』| 鏡の国のアリス
アリスは自宅の居間にある鏡を通り抜け、不思議な「鏡の国」へ迷い込みます。そこはチェスの世界のように構成されており、アリス自身もポーン（歩）として参加することになります。赤の女王や白の女王、ハンプティ・ダンプティ、双子のトゥイードルダムとトゥイードルディーなど、風変わりなキャラクターと出会いながら進んでいきます。旅の終わりでアリスは女王となり、やがて現実の世界へ戻る幻想的な冒険物語です。
『Amazing Muslims Who Changed the World』
この本には多くの有名なムスリムが登場します──たとえば、マララ・ユスフザイ、モー・ファラー卿、モハメド・アリなどです。しかし、世界を変えたムスリムは他にもたくさんいます。海賊の女王やアスリート、戦士や数学者まで、多彩な分野で活躍したすごいムスリムたちの物語がこの本には描かれています。
『Charlie and the Chocolate Factory』| チョコレート工場の秘密
貧しい少年チャーリー・バケットは、世界的に有名なウィリー・ウォンカのチョコレート工場に招待される「ゴールデンチケット」を手に入れます。ほかの4人の子どもたちと一緒に工場を訪れ、不思議な仕掛けや魔法のようなお菓子に驚きながら見学します。しかし、自己中心的な行動をした子どもたちは次々にトラブルに巻き込まれ、チャーリーだけが最後まで残ります。誠実な心が報われる、ユーモアと教訓に満ちた物語です。映画『チャーリーとチョコレート工場』にもなっています。
『Ghost Stories』
奇妙な口笛、危険な呪い、埋められた王冠、そして13号室のないホテル。M.R.ジェイムズによるこの4つの恐ろしいゴーストストーリーは、夜遅くに読むのはやめてください！
